不動産購入前に知っておきたい、夫婦間のお金についてのお話について!【2021-04-14更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画

042-371-0303

営業時間:10:00~18:00

2021-04-14

不動産購入前に知っておきたい、夫婦間のお金についてのお話について!

多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
不動産の購入はスーパーで買い物をする時とは違い、家族で相談して購入することになるでしょう。
それは購入する不動産の位置であったり、間取りであったり、そしてお金をどうするかという話になるかと思います。
自宅をポンと買えるような方であっても、お金について話をしておかなければトラブルの原因となってしまうでしょう。
そこで今回は、不動産購入前に相談しておいていただきたい夫婦間のお金についてお話させていただきます。



名義やお金の出所によっては後々トラブルになる夫婦の不動産購入


夫婦のお金の管理はどうした方が良いのでしょうか。
名義とは所有者として記される名前のことと定義されます。お金の所有者はお金を獲得した人ですから、当然、貯蓄の名義もお金を稼いだ人となります。とはいえ、お札や硬貨には名前を書くことはほとんど無いため、生活の知恵として「名義を誰名義にした方がよいのか?」という疑問が出てくる事があるようです。そこで、本日は不動産購入時に押さえておきたい、夫婦間の名義が問題となりそうな、生活、離婚、相続の観点から説明を行いたいと思います。



不動産購入時に抑えておきたい3つの項目


どちらの財産として扱われるか複雑なので注意


不動産購入時に押さえておきたいお金のことの『生活編』です。
民法では「夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する」としているようです。婚姻費用とは簡単にいうと生活費の定義されるようです。つまり、どちら名義であっても、結果として生活費に使われるお金は、名義にこだわる必要はありません。
※妻名義での貯蓄には2つの種類があり、注意が必要です!

夫の収入で余ったお金を、妻名義の口座に貯蓄する場合には、法律上2つの方法があるようです。一つは「夫が妻に贈与する」という贈与契約を結び、正真正銘、妻の財産とする場合です。もう一つは妻が夫の代わりに管理するという契約(財産管理委任契約)を結び、管理するために便宜上、妻名義にする方法です。この場合の財産の所有者は夫です。
つまりは貯蓄の所有者が異なるケースにおいて、注意が必要です。

どちらも書面契約が望ましいのですが、法的には口約束でも成立します。日常生活では、夫婦間で改まって契約を結ぶことはないため、これらが暗黙の了解で行われているケースが多いかと思います。
夫婦仲が良いときやお互い健康なときは問題ありませんが、相続や離婚が発生した際には、所有者が異なる事でかなりトラブルようです。妻名義の預貯金が実際に妻のものなのか、妻の名義になっているだけで実は夫の財産なのか、裁判で争うケースもあるようです。
残念ながら、夫よりも収入が少ないパートや専業主婦が「私名義で管理していた貯蓄だから私の財産」と主張しても、通常は通りません。へそくりについては、どんなに工夫して奥様がこっそり貯めても「夫の財産」となるようです。その理由は「お金を稼いだ人」が夫だからです。



「自分の金で買ったんだから自分の物」とならないこともあるので注意


不動産購入時に押さえておきたいお金のことの『離婚編』です。
結婚生活中にできた財産は、離婚時に財産分与として2人で分けるというルールがあります。結婚後に購入したマイホームや車はもちろん、夫婦それぞれの名義の預貯金や保険の解約返戻金なども、すべて2人の財産として計算して折半するという流れがございます。一方で、離婚時に専業主婦が夫名義の財産を半分受け取っても、結婚中に2人で形成した財産ですから贈与税はかかりません。
例外は、各自が独身時に貯めていた貯蓄や親の相続などで受け継いだものは、財産分与の対象には含まれませんので、把握をしておくと離婚時に自分の財産としての主張が通ります。



遺された側の為になるようにも注意


不動産購入時に押さえておきたいお金のことの『相続編』です。
夫婦のいずれかが無くなった際には、相続問題となる場合があります。仮にご主人が無くなれた際、それも収入を得ていたのがご主人だけだった場合は、相続問題となる場合があるようです。その理由とは妻名義に移した財産を夫の相続財産として申告する人は少ない為、いわゆる「名義預金」が相続の際の申告漏れとなり、問題になるケースがあるからです。その理由として、その貯蓄を作るのに誰がお金を稼いできたのか?という事が問題となるからです。先程もありましたが、大事なことは預貯金の口座名義ではなく、誰の収入の結果でそのような預貯金になったのかという事が重要だからです。

2015年に相続税がかからない基礎控除が引き下げられ、相続税を納める人は約4%から約8%に増えました。税務調査でも名義預金は大きなチェックポイントとなっているようなので、注意が必要です。
いずれにせよ、不動産購入時には何かとお金について、夫婦間で話されるご家族が多いようです。ぜひ、不動産購入後の事も視野に入れ、お金の事を考えておく必要があるようです。
今後の参考にお役立て下さい。



いかがでしょうか。
今回お話させていただいた内容は不動産だけのものではなくなってきてしまっていますが、不動産の購入でとても大事になことです。
というのも、一般的な家庭では財産の内自宅が占める割合は少なくなく、不動産をどうするかというのはどの分野のトラブルでも出てきやすい問題なのです。
不動産の購入の際は、事前の話し合いをするようにしておきましょう。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

物件の購入であれば、AIを活用した良質な物件の提案を受けることが出来る物件提案ロボをご活用ください!

ページ作成日 2021-04-14