違法広告「ステカン」を調べてみました【2021-01-03更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画
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2021-01-03
違法広告「ステカン」を調べてみました
多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
街を歩いていて、電信柱に不動産の広告が貼られていることを見たことはありませんか?
本来このような広告は禁止されているのですが、正直禁止されているとは思えないほど街にあふれていますよね。
禁止されている広告「ステカン」「マキカン」
「ステカン」または「マキカン」という言葉をご存じでしょうか?
不動産業界では、電柱などに張り付けたチラシを「捨て看」「巻き看」などと呼びます。
「捨ててしまう看板」という意味です。
迷惑防止条例などで禁止されていることもありますが、そもそも街の見た目も悪くなりますし、雨ざらしになってボロボロになったりと、非常に迷惑なものです。
そして一番問題なのが、その物件がたいていロクデモナイという点です。
そんなステカンが我が家の目の前の電柱に貼られていましたので、折角ですので物件を調べてみました。
見つけたステカンの物件を一言で表すなら「ヤバい」
ステカンの宣伝文句は以下です。
・〇〇駅徒歩14分
・1280万円の特別価格
・希少物件
・現金購入で割引いたします!
・連絡先090-××××-××××(担当:〇〇)
といった内容でした。
確かに、相場価格からしてみれば破格の値段です。
ただ、土地や建物の広さも不明、築年数も不明、担当会社の名称も連絡先も不明です。
必要な項目の記載もなければ、記載してはいけない宣伝文句を使っていたりと、広告のルールをダイナミックに無視しています。
そして、肝心の販売物件はというと、
・建物面積70㎡未満の木造2階建
・築50年の旧耐震基準
・接道2m以下の再建築不可
・建ぺい率・容積率オーバー
・駐車スペースなし
・私道持分あり
・瑕疵担保免責
という、イレギュラー要素を網羅した悪条件の塊のような物件でした。
普通に考えれば、真っ先に検討候補から外すべきですね。
「絶対にNO」ではないが知識を持ち物件の調査手段を持ち情報の精査に長けていないと選ぶべきではない
もちろん、こういった物件が絶対に悪いわけではありません。
リスクを承知したうえで、慎重に費用対効果を検討しながら、投資用やセカンドハウス用に購入することはありだと思います。
ただ、一般消費者の方がチラシの謳い文句に惹かれて問合せをすることだけはお止めください。
違法な広告をする会社ですので、物件についての正確な情報をアナウンスしてもらえる可能性がほぼありません。
営業方法についても、業法に則ったものである保証はありません。
あとからトラブルになることが目に見えています。
お住い購入で時間がかかってしまってくると、どこかに「未公開」の「お得」な、「掘り出し物件」があるのではないかと考えてしまいがちです。
ただ実際には、そのような物件はほぼありません。
物件の値段が安いのは、安くないと売れないからです。
必ずその価格である「理由」があります。
お住まい購入は、人によっては一生に一度の高額な買い物です。
ぜひ信頼できるエージェントと相談しながら、失敗しないお住まい探しをしてください。
いかがでしょうか。
ステカン・マキカンはそもそも違法な広告十中八九詐欺広告ですし、まともに取り合う必要はありません。
魅力的に見えるような情報があったとしても、よくよく調べてみると悪条件でしょうし、問い合わせをしたところでまともな返答はないでしょうし、返ってきたとしても適法なものですらないかもしれません。
せめて不動産会社に相談するなどして、まともな情報を取得するようにしましょう。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。
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ページ作成日 2021-01-03
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