1坪はなぜ、3.3平方メートルになったのか?1坪はなぜ、3.3平方メートルになったのか?【2020-11-14更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画

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2020-11-14

1坪はなぜ、3.3平方メートルになったのか?


多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
物件探しなどをしていると、普段使い慣れているメートル(m)や平方メートル(㎡)ではなく、坪や帖という単語の方が主流になるでしょう。
1帖は畳一枚分ということで「何故その大きさなのか」が理解しやすいかと思います。
しかし坪の方は、あまり考えたことがないのではないですか?
1坪は3.3㎡なのですが、何故3.3㎡になったのかをみてみましょう。



不動産業界では良く使われる「坪」

不動産の広告では、よく「〇〇㎡(●●坪)」と書かれているのを見られることも多いと思います。
今回は、不動産業界で良く使われる「坪」という単位についてお伝えします。

日本古来の計量法で、長さは「尺(しゃく)」、質量は「貫(かん)」、面積は「歩(ぶ)」、または「坪(つぼ)」、体積は「升(しょう)」を用いてきました。これがいわゆる、尺貫法(しゃっかんほう)というものです。
さらに、田畑や山林の地積には、「町(ちょう)」や「反(たん)」という単位が使われ、宅地や家屋の地積には「坪」が用いられました。

「坪」などは、昭和34年に制定された「計量法施行法」によって、基本的には使わないことになっていますが、「尺(しゃく)」「合(ごう)」などと共に、生活のなかでは今でもよく使います。
日本人の住環境に深くかかわってきた「坪」

「坪」という単位は、人間の身体の寸法と関わっていますので、まずはそれについて考えてみましょう。昔は、身体の長さがわかると、面積がわかってきます。

昔の日本人女性の親指と人差し指を広げた時、両指先間の長さは、ほぼ5寸(約15cm)と言われていました。(現在でもそこまでの変化はありません。)

さらに、この5寸(約15cm)の10倍→150cmが平均身長でした。両手を広げたときの長さも、同じく150cmです。
この150cmの正方形に上下左右に15cmの余裕を持たせると、1.8m×1.8m=約3.3平方メートル、これを1坪としたのです。

畳2枚分がおおよその目安としていいでしょう。身体を起こして半畳、寝て1畳というように、畳の大きさは日本人の居住空間の単位に深く関わってきました。これは身体尺といって、日本人の身体から考えられた寸法なのです。




意味を知ればメートルよりつかみ易い単位が「坪」

他にも1尺は30cmですが、これは肘から手首までの長さの寸法です。
日本建築の基本単位は6尺(181.8cm)として、これを一間(けん)としました。
したがって、

一間 × 一間 = 1坪(畳2枚)
二間 × 三間 = 6坪(畳12枚)

というように、わかりやすい単位を考えたのです。

仮にリビングが20平方メートルとすれば、
20平方メートル ÷ 3.3平方メートル(1坪)= 6坪

これに、2を掛ければ、
6坪×2(畳2枚)= 12畳

というように、12畳の広さのリビングという感覚が、容易に掴むことができてくるかと思います。

1坪=約3.3平方メートル=約2畳
5坪=約16.5平方メートル=約10畳
10坪=約49.6平方メートル=約20畳
30坪=約99.2平方メートル=約60畳

1平方メートル=約0.3坪
1畳=約0.5坪

以上、ちょっとした豆知識でした。



いかがでしょうか。
坪という単位を見るのは不動産の売買や賃貸くらいでしか見かけないかと思いますが、不動産に関しては坪というのはとても使い勝手のいい単位なのです。
この記事で坪がどのような単位なのかなんとなくでも理解していただければ、お部屋探しでこれまでとは違った見方が出来るかと思います。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

ページ作成日 2020-11-14