「物件ありき症候群」に気を付けよう!「物件ありき症候群」に気を付けよう!【2020-11-02更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画
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2020-11-02
「物件ありき症候群」に気を付けよう!
多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
家を購入するとき、購入する物件を選定してから資金計画等をしますか?
それとも予算などから資金計画等を先に立ててから、購入する物件をどれにするか探しますか?
人によってはこれら以外の方法で家を買う方もいるかもしれませんね。
家を購入するときにまず何をするかというのは、「賢い住宅購入」をする上では非常に大切になってくるものです。
一般的には不動産を見てから自分の将来と資金計画を検討する
下記に「不動産購入にあたって何から始めたか?」という調査結果を記載します。
・住宅物件探し 33.3%
・購入エリアの検討 26.8%
・希望条件の整理 13.3%
・資金計画の検討 8.7%
・購入方法の情報取得 8.1%
・不動産業探し 3.7%
・ライフプランの見直し 2.2%
・その他 3.9%
(※首都圏で住宅購入をした方1,000組を対象にしたネット調査による)
調査から浮かび上がるのは、先に「エリア」と「物件」を決めてから、不動産購入を進めていく方が全体の約6割(1+2)いることがわかります。つまり、まず不動産のイメージを持ってから、自分の不動産購入方針や購入する力を検討しいる方が大半だという事がわかります。
一方、資金計画等から始める方はどの程度いるかというと、約11%(4+7)つまり全体の約1割程度しかいないのです。資金計画等が大事だとわかっていても、最初に取り組む方は少ないという事です。
おそらく、資金計画などは不動産会社にお任せで、提示された毎月の返済予定額をみて、この程度なら支払えると、自ら資金計画を考えなかった方も多いという事が予想されます。
理由はいろいろ考えられますが、そもそも何にどのぐらいの費用がかかるかわからないため、資金計画の是非は自分では判断できない方が多く、取り組みにくい。逆に取り組みやすい楽しい「物件探し」から始めてしまうのでしょう。
この流れを全て否定するものではないですが、この進め方には様々な問題に陥りやすいです。
よくあるパターンに潜む問題点
問題1 自分都合、自分独自の判断基準で物件探しをしてしまう。
→将来の資産性とは関係ない視点で購入を決めてしまうことが多い。
問題2 気になる物件が出てきて初めて資金計画をするので、支払えるか支払えないかが焦点となりやすく、自ら諸条件に合わせ予算を釣り上げていく。
問題3 ローンの事前審査もしていなかったために、他の方に買われてしまい、良い物件を買い逃してしまう・・等
物件探しの段階では業者等の専門知識のある人に相談する前であることが多く、不動産に対する判断基準があやふやなままということが少なくありません。
また「この家がいい!」という物件を見つけ出せた場合、「この予算の範囲内にしよう」と堅実に決められず「これくらいならなんとかなるか…?」と考えがちになってしまいます。
そうなってしまうとその物件を購入することが前提のような考え方になってしまい、気が付けば予算が釣りあがってしまうこともあるのです。
また物件を見つけてからローンなどの話に取り掛かるようになるので、「そこであたふたしていたら別の人が物件を購入してしまっていた。」という話がないこともないです。
全てのプロセスが物件ありきで進行し後追いで資金計画などを考えると「賢い住宅購入」は出来ません。
不動産購入力・判断基準を最初に見極めよう!
賢い住宅購入のためには資金計画やライフプランなどの検討を最初に行い、自分の不動産購入力を理解してから「どこのエリアにするか」「どの物件にするか」といった物件探しをすることだと考えます。
不動産購入力とカッコよく言っていますが、要するに不動産購入時の「財布のひも」を設定することです。
これを先に決めておくことで、物件の魅力に目がくらんで財布のひもを緩めすぎることを予防することが出来ます。
不動産購入力を設定してからその予算内でこういう物件を探したいと業者に相談に行くと、スムーズに話を進めることが出来るでしょう。
前記の調査結果の項目で言い換えると、まず「住宅購入方法の情報取得」⇒「資金計画」⇒「購入エリアの検討」⇒「住宅物件探し」の順です。
賢い住宅購入をする場合には、上記の順で探されることをお勧めします。
いかがでしょうか。
先に欲しいものを見つけてしまってから買うか考えるときって、多少無理だと思ってもついつい購入してしまいませんか?
不動産は高額で、一括ではなくローンで支払うことになることがほとんどですから支払いが長く続いてしまいます。
趣味のもので一括で購入するものでしたら無理をしたしわ寄せは短い期間で済みますが、不動産の場合しわ寄せは長く続いてしまいます。
無理なく支払える計画をある程度立ててから、その予算から大きく外れるような物件は止めておくようにしましょう。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。
ページ作成日 2020-11-02