日本の住宅事情とリノベーション日本の住宅事情 リノベーション物件という選択肢【2022-10-11更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画

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2022-10-11

日本の住宅事情とリノベーション

多摩センターを中心に45年地域密着で営業を続ける、LIXIL不動産ショップ中央企画株式会社です。
前回は「空き家」についてご紹介しましたが、今回はリノベーション物件にてついて考えてみたいと思います。
■建てては壊す・・・
多摩ニュータウン誕生から半世紀。
自然豊かな多摩丘陵の丘に開発されたこの地域では高齢化が進んでいます。
相続や高齢化施設等への入居に伴い、居住者不在で空き家となる住宅もちらほらあります。
全国的には、居住世帯のない住宅のなかにある空き家の数は、846万戸となっています。
2013年の調査時よりも26万戸空き家の数が増えており、3.2%増加しています。
また、総住宅数に占める空き家の割合である空き家率は、13.6%となっており、これは過去最高の数字となっています。
一方、国土交通省が公表した2021年度の新設住宅着工戸数は前年度比6・6%増の86万5909戸でした。日本の人口を考えれば、諸外国に比べて多い数字であると言えるでしょう。
「空き家」となっている中古物件の購入や補修に対する需要や投資は非常に少なくなっているのです。
このような状況を、「スクラップ&ビルド」という言葉で表現されることがあります。
日本では長い間、とにかく新しい家を持つことがステータスの1つとされてきました。
約30年の周期で建物を壊しては新築するという「スクラップ&ビルド」を繰り返してきたのです。
これは、戦後の高度経済成長期に都市部で大量の住宅が必要になった際の名残とも言えます。
少子高齢化や人口減が進む現在の日本の状況には合っていないと言えるでしょう。

 

■スクラップ&ビルドからの脱却

こうした国内の状況の変化に伴い、政策の転換が図られました。
それが、平成18年に施行された「住生活基本法」です。
良質な住宅ストックを増やし、スクラップ&ビルドからの脱却を促進するための法律です。
これまでのようなスクラップ&ビルドを繰り返すことは、環境的にも好ましいとは言えません。
解体時に大量の廃材を生み、新築時にはさまざまな材料が必要となるからです。
環境保護の観点からも、中古住宅の活用は急務なのです。
このようなことから近年、住宅のリノベーションに注目が集まっています。
既存の住宅に手を加え、あらたな住宅を生み出すリノベーションは、まさに今の日本に必要な考え方です。
また消費者にとっても、新築に比べ安価な中古住宅が手に入るようになれば、そのメリットは大きくなります。
今後、リノベーションの重要性はさらに増していくと予想されます。

 

■中古を選ぶということ

ネットオークションやフリマアプリなど、中古商品の取引は年々増加しています。
コスパのよい中古商品に抵抗感がなくなってきて、あえて流通量が豊富で割安な中古物件を選ばれる方が増えています。
躯体がしっかりとした中古物件を購入して、自分好みにカスタマイズできるという自由度もあるからでしょう。
また一般的に中古は新築よりも値下がりしにくいという特徴があります。
不動産は築年数の経過とともに価格が下がっていきます。
特に新築時~築20年くらいまでの下げ幅が大きく、その後は緩やかになる傾向があります。

多摩ニュータウン地区は、分譲から半世紀近く経過している「団地」と呼ばれる住宅が多いところになります。
躯体がしっかりした中古物件の宝庫でもあるわけです。
また都心部へのアクセスも良好で、多摩ニュータウンへのUターン事例も増加するなど、
全国的にも稀有な存在として注目され始めています。

当社ではこのように一旦の役割を終えた住宅を、シニア高齢者世代から買い受け、
現代のライフスタイルに適したデザインリノベーションを施工したうえで販売しています。
次世代へと橋渡しをすることで、
「多摩ニュータウンを住まいから再活性化させる」
ミッションに取り組んでいます。

人気建築家さんに依頼した内装のデザインリノベーションを是非ご覧ください。
自慢のリノベ物件はこちら

みなさんいかがだったでしょうか?
多摩センターを中心に45年地域密着で営業を続ける、LIXIL不動産ショップ中央企画株式会社でした。

当社は多摩丘陵の豊かな自然と、ニュータウンのよく整備された美しい街並み。
この充実した住環境をより多くの方に感じてもらいたい、そう思っています。

 

ページ作成日 2022-10-11