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ウッドデッキは手間のかかる趣味ですウッドデッキは手間のかかる趣味です【2020-11-29更新】|LIXIL不動産ショップ中央企画

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  • ウッドデッキは手間のかかる趣味です2020-11-29


    多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
    ウッドデッキのある生活を想像すると、色々と夢が膨らみますよね。
    しかしウッドデッキは樹脂性など、本当の木材を使っていないウッドデッキでない限り維持管理が大変です。
    そのため「ウッドデッキのある住宅に住みたい!」と考える場合には、ある程度の覚悟が必要となります。
    今回はウッドデッキについて、体験を元にお話させていただきます。



    夢だったウッドデッキ、年一回のメンテナンスは大変だけど作ってよかった


    我が家にはDIYで自作したウッドデッキがあります。
    通りからリビングが丸見えで、目隠しにラティスを付けたくらいから夢が広がって、3帖くらいの大きさのウッドデッキを自作しました。
    ウッドデッキを作るのは楽しいですね。
    素人なので色々失敗もあったのですが、概ね満足のいく仕上がりになりました。
    過ごしやすい春や秋の夜に、デッキに出ると本当に気持ちが良い。
    作ってよかったと思ってました。
    ウッドデッキを作ってから毎年ゴールデンウィークはペンキ塗り大会です。
    1年の汚れを落として、防腐防蟻剤入りのペンキを塗ります。
    塗装の範囲も広く、目隠しのラティスは背も高いので、ウッドデッキのペンキ塗りは重労働です。
    それでも塗っておかないとすぐに悪くなってしまう気がして、毎年欠かさず塗り続けました。



    木材の腐敗と台風でウッドデッキが・・・


    ウッドデッキを作って5年経過した先日、とうとうその日がやってきました。
    床板に体重をかけた時に床板を支える部材がバキッと折れてしまったのです。
    さらに先日の台風で、ラティスが強風にあおられ、自作のウッドデッキは半壊状態になってしまいました。(金物数個でラティスがギリギリ倒れないという危ない状態でした)

    台風から次の休みにウッドデッキを少し解体して状況を確認しました。(ビス・ナットなど金物関係が錆びていて、解体もひと苦労でした)
    割れてしまった部分は、予想通り木材が腐っていました。
    毎年ペンキを塗るといっても、塗装していたのは表面だけで、手入れができない部分が悪くなっていたのです。
    割れていない部分でも構造上水がたまりやすい箇所ができていたみたいで、主に床板を支える部材(家でいうと土台の部分)が悪くなっているところが見られました。
    実は新設する際に予算の都合で安い木材を使ってしまったのですが、こんなに早く悪くなるものかと実感しました。
    1日の休みでは全体を改修することができず、また、翌週には再び台風が来るという予報だったので、とりあえず腐った部分のみ材料を取り換え、風であおられても大丈夫なように、ラティスを強い金物で補強しました。
    土台部分は全体的に悪くなっていそうだし、もともと床板がそって水はけが悪い部分もあったので、この機会に取り換えよう、メンテナンスがしやすいように(水が溜まらないように)構造を組み替えよう、などあれこれ夢は膨らむばかりです。
    …と、我が家のウッドデッキ顛末をつらつらと書きました。



    ウッドデッキはメリットだけではないので注意


    戸建てを検討している方へ。
    ウッドデッキって良さそうに思えますよね。
    天気が良い日にデッキでお茶なんて最高ですよね。
    子どもやペットが遊べたらって夢も広がりますよね。
    先日芸能人が家を買うというバラエティー番組を見ていたのですが、ウッドデッキは一般にメリットとして捉えられるようです。
    でもウッドデッキは一般的な設備とは言えません。
    維持管理が大変なんです。
    とにかく手間がかかるんです。
    そもそも水に強くない木材を風雨にさらすわけですから、手間がかからないわけがない。
    年に1回ペンキ塗るのがめんどくさい人はウッドデッキを趣味にするのはお勧めできません。(樹脂製のものはメンテナンスフリーなので良いかもしれません)



    業者に丸投げする場合にも注意が必要


    また、組み立てができないといって業者に丸投げもお勧めできません。
    プロは5年で腐るような材料は選ばないのですが、自然災害など意図しない要因で、破損してしまうことは十分に考えられます。
    そんな時に自分で直せないと大変です。
    施工した業者が修理を引き受けてくれれば良いのですが、最悪作り替えです。お金がかかります。
    ウッドデッキは人を選ぶ趣味です。
    手間をかける覚悟なしに夢を膨らませて設置してはいけないものです。
    これまで案内をした中古物件で、数件ウッドデッキありの物件がありました。(売主側の仲介会社はさもメリットのような口ぶりで紹介していました。)
    中古のウッドデッキは要注意です。※樹脂製除く



    維持管理に自信がない場合ウッドデッキは諦めた方がいいかも


    前述の覚悟がない普通の方は、購入にあたってウッドデッキを撤去することをお勧めします。思ったよりも早い段階でウッドデッキがダメになるからです。
    メンテナンスを放棄したウッドデッキほど悲惨なものはありません。(最悪虫の棲み処になります)
    ウッドデッキを趣味にしたい方も、中古のウッドデッキは撤去したもらった方が良いです。ウッドデッキは自分で作るのが一番楽しいからです。(業者でないと廃材の撤去がかなり面倒です)
    今回はウッドデッキをテーマに記載しましたが、住宅に関して、維持・管理の観点で眺めると、意外な側面が発見できると思います。



    いかがでしょうか。
    樹脂製のメンテナンスフリーのウッドデッキであれば維持管理は日々の掃除くらいなものですから、物件のメリットとしてとらえても問題はないかと思います。
    しかしメンテナンスが大変な木材のウッドデッキの場合は、維持管理が大変というデメリットがあるのです。
    ここから目をそらしてウッドデッキ付きの住宅を購入してしまうと、後々大変な目にあう可能性があるので、注意してください。
    多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

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    ページ作成日 2020-11-29

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