あっちの家の坪単価がこっちの家の坪単価と同様の計算で出たものとは限らない!?【2021-05-03更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画

042-371-0303

営業時間:10:00~18:00

2021-05-03

あっちの家の坪単価がこっちの家の坪単価と同様の計算で出たものとは限らない!?


多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
家を買おうと色々と調べ始めた時に、「坪単価」という言葉を見かけることがあるでしょう。
誰もそんな勘違いはしないと思いますが、別に不動産に壺が付属してその単価というわけではありません。
この坪単価ですが、意外と奥が深くこれ単体でその物件を判断してしまうのは危険だったりします。
例えばですが、欲しい物件をピックアップしてその坪単価を比較しても同じように坪単価が産出されておらず正確に比較出来ない可能性があります。
そこで今回は、この坪単価についてご紹介していきます。


 

そもそも坪単価とは


住宅の購入を検討しているときによく目に付くのが坪単価と言う文字です。
坪単価とは、家を建てるときの1坪(タタミ2枚分/およそ3.3㎡)あたりの建築費のことで、基本的には「建物の本体価格」を「延床面積」で割った数値のことを指します。
坪単価は一般的に家を建てる時の金額の目安として参考にされています。

しかしながらこの坪単価ですが、計算の仕方や含まれる費用などの違いによって金額が大幅に変わってくるため単純に坪単価だけを見て住宅の建築費用が高い安いを判断するのは危険を伴うのです。

坪単価を見る際の注意点としては
「延床面積か、施工面積か」
「別途工事費や諸経費などは含まない」
「設計・設備によって本体価格は変わる」
といったものが挙げられます。


 

同じ建物の坪単価でも面積が変わる!?

 
坪単価の計算式

参考本体価格÷想定延床面積=坪単価

坪単価の計算にはメーカーによって「延床面積」を使う場合と「施工面積」を使う場合があり、この延床面積で算出した坪単価と施工面積で算出した坪単価で比較しても正確には比較できません。
その為もし坪単価で比較したいと考えた時に注意しなければならないのは、坪単価を算出する際に「延床面積」なのか、「施工面積」のどちらを使用しているかです。
延床面積は建物各階の床面積の合計のことをいい、施工面積はベランダや小屋裏収納、地下室、一部の車庫、玄関ポーチなど建築基準法で延床面積には含まれない部分も含まれるため面積は広くなってきます。
各階の床面積を合計した延床面積よりも広い施工面積で算出した坪単価は、計算上延床面積で算出した坪単価よりも下がる事になります。
坪単価を出すときにどちらを使用するかは特に決まりがないので、複数の物件を比較しないのだとしても念のため表記されている坪単価が「延床面積」、「施工面積」のどちらで算出されているかを確認しておくと良さそうです。


 

別途諸経費は坪単価には含まれない


坪単価はあくまで建物の本体価格を面積で割った数字であり、地域や敷地の条件などによって異なる費用である別途工事費や諸費用は坪単価には含まれていないのが一般的です。
つまり坪単価だけで価格の高い安いを把握しようとしたところで、建物の本体価格に対してしか把握することは出来ないのです。

別途工事費用とは
・水道の引き込みや合併処理浄化槽の設置などの屋外給排水工事費
・空調設備費(エアコン)
・外構(庭やガレージ)工事費
・地盤改良費
などのことになります。

また他にも本体工事費とは別に必要となる、ローンの手数料や税金、地鎮祭、上棟式費用などの諸費用も存在します。
だいたいの目安として、坪単価×延床面積+2~3割増で予算を見積もっておくと良いそうです。



いかがでしょうか。
坪単価はあくまで「その商品のモデルプランの費用」、「すでに建てられた住宅の坪当たりの費用」を表すもので、広告に出ている想定価格や想定床面積をもとに計算した坪単価からは自分が建てる家の価格を正確に計算することはできません。
先述したようにいろいろな要素で変わっていくのが坪単価というものですから、あくまで目安をつけるための道具として上手に活用していくものです。
目安として利用することが出来れば、坪単価は住宅購入の大きな力になってくれるでしょう。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

物件の購入であれば、AIを活用した良質な物件の提案を受けることが出来る物件提案ロボをご活用ください!

ページ作成日 2021-05-03