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住宅火災の生存率を上げる住宅用火災警報器の設置と定期点検を!住宅火災の生存率を上げる住宅用火災警報器の設置と定期点検を!【2021-05-02更新】|LIXIL不動産ショップ中央企画

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  • 住宅火災の生存率を上げる住宅用火災警報器の設置と定期点検を!2021-05-02


    多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
    2019年に起きた火災総死者数の約7割は住宅火災による死者で、そのうち逃げ遅れによる死者が約6割を占めています。
    火災は気付くに遅れれば遅れるほど逃げ道がなくなってしまいますし、消火器で対処できる状況からはかけ離れていくでしょう。
    逆に言えば、いち早く火災に気づくことが出来ればまだ逃げることが出来る可能性は増しますし、天井まで火が燃え広がっていない状況であれば消火器で消しボヤで済ませられる可能性が上がります。
    そのような火災に早く気付くことが出来るようになる設備として、住宅用火災警報器(住宅用火災報知器)があります。
    今回は、火災の発生を迅速に知られてくれる住宅用火災警報器を設置し定期的な点検をする重要性をお話していきます。

     
     

    住宅火災の死者は多くその中でも逃げ遅れで亡くなるケースが多い


    火災総死者の7割が住宅火災によるものと知っても、「住宅火災が他よりも多いだけじゃないの?」と考えるかもしれません。
    しかし2019年中に起きた総出火件数のうち、住宅火災は3割程度でしかないのです。
    その出火件数でいえば半分にも満たない住宅火災による死者が、火災総死者数では約7割を占めているのです。
    火災が発生したとき、どのようなことでその火災を知ることが出来るでしょうか?
    煙や炎を目撃する、焦げ臭いにおいを嗅ぐ、パチパチという音を聞き取る、炎の熱を肌で感じるといったように、五感で感じ取ることがほとんどでしょう。
    つまり感じ取ることが出来ない状態になってしまうと、火災を知ることが難しくなるのです。

    例えば就寝中であれば、煙や炎を目撃することは出来ませんし、眠りが深ければ聞き取ることも肌で感じることも難しいでしょう。
    例えば自室にこもってテレビやパソコンに集中していれば、台所で火災が発生していても気づくことは難しいでしょう。
    異変に気付いた時に炎が間近に迫ってしまっていれば、逃げるのは難しくなりますよね。
    近年の住宅火災による死者数(放火や自殺者などを除く)の発生状況を経過別にみると、逃げ遅れが最も多く、全体の約6割を占めています。

    つまり火災が発生したときに重要なのは、逃げ遅れてしまうような状態になる前に火災を知ることなのです。
    いち早く住宅内の火災を知らせてくれる設備こそ、住宅用火災警報器です。



     

    住宅用火災警報器の効果は高く消防法で設置が義務付けられている


    住宅用火災警報器はその名の通り火災より発生する煙を感知し、音や音声により火災の発生を知らせてくれる機器です。
    消防庁が2017年から2019年までの3年間、失火を原因とした住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅火災警報器が設置されている場合は設置されていない場合に比べて死者数と焼損床面積は半減、損害額は約4割減る結果となりました。
    スプリンクラーのような消火をしてくれる存在ではありませんが、いち早く火災を知らせてくれる住宅用火災警報器の存在により、住宅火災発生時の死亡リスクや拡大リスクが大幅に減少したことになります。

    住宅用火災警報器と一言に言っても、主に煙式(光電式)と熱式(定温式)の2種類存在します。
    寝室や階段室には消防法でこの煙式の設置が義務づけられているのが煙式で、このタイプの住宅用火災警報器は煙が入ると音や音声で火災の発生を知らせてくれます。
    熱式は周辺の温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせるもので、台所や車庫など、大量の煙や湯気が対流する場所などに適しています。
    火災警報器には天井に設置するタイプと壁掛けタイプがあるので、設置したい場所に対応したタイプを選ぶようにしましょう。


     

    設置して満足せず「いざ」という時の為に定期的な点検を!


    住宅用火災警報器は、家庭用電源を使うタイプと、電池式のものがあります。
    電池式の火災警報器の場合、電池の寿命があるので定期的に交換をする必要があります。
    基本的に電池の寿命は10年が目安となりますので、定期的な交換をするようにしましょう。
    また警報が鳴らないのは良いことではありますが、その間に故障してしまっていてはいざという時にも警報が鳴ってくれません。
    定期的に点検ボタン・点検ひもで動作確認をするようにしましょう。
    春・秋の火災予防運動の時期に点検をしてみたり、防災に備えて準備をしているであろう荷物の中の乾パンや水などの賞味期限に合わせて火災警報器の動作確認、非常食料の入れ替えを同時にするといったように、点検の時期や点検の仕方を決めておくのもよいでしょう。
    「いざ」というときのために、住宅用火災警報器が正常に作動するように、定期的に確認をして維持管理をすることが大切です。

     
    いかがでしょうか。
    火災が発生した時にご自身や家族の命を守る為には、火災警報器等の備えは必須です。
    火災に巻き込まれてしまうことはなかなかありませんから、なくても問題ないのではないかと感じてしまうこともあるでしょう。
    しかし、今日が無事だから明日も無事とは限りませんし、火災に巻き込まれた被害者は自分から火災に突っ込んでいったわけでも自分で火災を起こそうとしたわけでもないでしょう。
    ある日自宅で過ごしていて唐突に火災に巻き込まれてしまった時に、昨日までに自分が行ってきた準備は筋肉と同様裏切りません。
    住宅購入する際には設置しているのは当然ですが、定期的な点検も行うようにしておきましょう。
    多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

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    ページ作成日 2021-05-02

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