木造戸建ての耐用年数は寿命という事なのか?【2021-04-26更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画
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2021-04-26
木造戸建ての耐用年数は寿命という事なのか?
多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
耐用年数という言葉を聞いたことはないでしょうか?
聞いたことのある方で、「耐用年数とは寿命である」と認識している方は少なくないかと思います。
その認識の場合木造建築は法定耐用年数が22年ですので、22年で寿命が来てしまうということになります。
しかし本当にそうでしょうか。
耐用年数は計算上のものであって寿命ではない
結論から先に言うと、『耐用年数=寿命』ではありません!!
戸建てはよく築20年で価値がなくなるという事を聞いた事があるかと思います。
これは20年の寿命という事ではなく、耐用年数が22年と言われているので、そこから「だいたい20年」という事だけが独り歩きしてしまい、木造は20年までの寿命と勘違いされているのかもしれません。
耐用年数というのは、減価償却資産が利用に耐える年数の事をいい、耐用年数の22年間は経費として計上が出来る期間となります。
また、耐用年数を過ぎると税務上では資産価値としてはゼロという事になります。
これは住宅だけでなく電化製品や機械なども同様で、全て耐用年数より経費を計算しているので、22年を過ぎたからといって使えなくなるものではく、あくまでも税務上での計算となっております。
例えば、100万円の車の耐用年数が10年だった場合、10年間毎年10万円づつを経費計上する事ができ、11年目からは資産としての価値がゼロとなる事になります。
いつまで住むことが出来るかは貴方次第
では、実際の寿命はというと…
建物の寿命は『メンテナンス次第』ではないでしょうか?
大切に家を使っている方と、そうでない方では、家の傷み方も違いますし、定期的にメンテナンスを行っていればその分長く使えると思います。
もちろん建物のメンテナンスを行っていても経年劣化はしていきます。
どれだけ長く使用する事が出来るかが重要ですので、雨漏りや外壁のヒビなどを放置せず修繕して大切に使っていってもらいたいですね。
日々のメンテナンスで見栄えも資産価値も維持できる
また、その他の耐用年数は下記の通りとなります。
◆軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3㎜以下) 19年
◆軽量鉄骨プレハブ造(骨格材肉厚3㎜超4㎜以下) 27年
◆重量鉄骨造(骨格材肉厚4㎜超) 34年
◆鉄筋コンクリート造 47年
「売る前提じゃないんだから、別に売るときにリフォームをすればいいじゃないか」と思われる方もいるでしょう。
酷い状況になってから、状況が変わって売却しなければならなくなってからリフォームする場合、内部の腐食が進んでしまっているなどで修繕しなければならない箇所が多くなっているなど高額になってしまうことが多くあります。
夏休みの宿題と同様、日々の積み重ねを怠ると大変なことになるということですね。
いかがでしょうか。
耐用年数は税務上等での計算で必要となるものであって、実際の寿命とは異なります。
しっかりとメンテナンスをすれば耐用年数を大幅に超えても住み続けることは出来ますし、逆にほったらかしにした結果耐用年数を過ぎる前に住めなくなってしまうこともあるでしょう。
日々のメンテナンスをしっかりとして、長く住み続けられるような住宅にしたいですね。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。
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ページ作成日 2021-04-26