住宅すら3Dプリンターで建築できる時代になる!?住宅すら3Dプリンターで建築できる時代になる!?【2021-06-26更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画
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2021-06-26
住宅すら3Dプリンターで建築できる時代になる!?
多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
あなたは3Dプリンターというものを知っていますか?
立体データを基に樹脂や金属などの素材を立体的に印刷できる機械を3Dプリンターと言います。
既に様々な現場で使われており、完成イメージを共有するためだけの時もあれば、開発のコスト削減のために試作時の金型を3Dプリンターで印刷することもあります。
試作だけの話ではなく、実際の完成品に関しても3Dプリンターで制作し流通させることもあります。
この3Dプリンターを使って、海外では住宅すら建築出来るようになったようです。
アメリカで開発された建築が出来る3Dプリンター
アメリカのICONという企業が、3Dプリンターで住宅を建築する技術を開発しました。
この動画は2018年のもので、他にも3Dプリンターで住宅を建築する動画はアップされているので色々と検索するのも面白いかもしれません。
動画に登場している「Vulcan Ⅱ」は既に実用化されていて、ICONはNASAの宇宙空間での建築システムである「Olympus Construction System」の研究開発にも参加しています。
動画をご覧になった英語ができる方は既に答えが分かっているかもしれませんが、この住宅を建築するのにどれくらいの期間がかかって、どれくらいの費用が掛かったのか分かりますか?
答えは製作時間24時間以内、製作費はなんと約1万ドル(記事制作時点である2021年では約110万円)で建築されたとのことです。
この3Dプリンターは電力供給が安定していない地域でも活躍できるよう設計されているということで、世界中の住宅不足を解決に導くことが期待されているのです。
日本では空き家が多すぎる空き家問題が起きていますが、世界的に見ると住宅不足が深刻となっているのです。
なおこの3Dプリンターはlavacreteという独自のコンクリートというもので建築するようなので、完成する住宅はコンクリート製の住宅となります。
多摩センターで3Dプリンター製の住宅を建てられるのはまだ先になりそう
さてこの3Dプリンター製の住宅ですが、日本で建築出来るようになるのはまだ先になりそうです。
実用化に向けて開発を進めている企業もありますが、現在の3Dプリンターによる建築物は日本の建築基準法に適合していないので、建築確認申請が必要な住宅を建築することは出来ません。
日本は地震大国ですから、一般住宅であろうとも高い耐震性能が求められます。
その為海外で建築が問題ない技術だからと言って、日本ですぐに建築できるようにはならないのです。
今後日本国内での研究が進み建築基準法に適合した住宅が建築できるようになれば、多摩センターでも建築現場において足場を組むのではなく3Dプリンターを設置して、これまでの住宅建築ではありえないほどのスピード、低コストでの住宅が建築されるかもしれませんね。
3Dプリンターで建築できるようになったとして資産性は維持できるのか
ここまでで3Dプリンターで住宅が建築できるようになっていること、日本ではまだ難しいことをお話ししました。
もし日本でも将来的に3Dプリンターで住宅が建築できるようになったとして、その3Dプリンターで建築された住宅の資産性は維持できるのでしょうか。
3Dプリンターで、少々言い方が悪いですが廉価版の住宅を建築したとしましょう。
これまでの住宅であればその住宅を活かし耐震工事など補強をしたリノベーションを行うといったような、中古住宅であることを活かして自分好みの住宅に生まれ変わらせることが出来ます。
しかし3Dプリンターで建築した住宅の場合、そもそもそのようなことが出来るのでしょうか?
売却の際のリノベーションやリフォームのような大掛かりなものでないにしても、メンテナンスをすることが出来るのでしょうか。
一度壊して新築にしたほうが安上がりで手っ取り早いというような住宅になってしまうのであれば、「いざという時は売却してお金を…」という考え方の出来ない、資産性の維持できない住宅になる危険性があります。
その時に開発される3Dプリンターの仕組みを、よく調べてから検討したほうが良いでしょう。
いかがでしょうか。
海外で住むところを作れなくて大変な方々の大きな希望となるであろう3Dプリンターと、それが日本に登場するのはまだ先であろうということ、登場したとして良く調べてから検討したほうが良いということをご紹介しました。
3Dプリンターそのものが登場したときからワクワクしていましたが、それで住宅まで作れるようになったとは時代の進歩はすさまじいものですね。
慎重になるべきだとは思いますが、筆者は今から登場するのをワクワクして待っています。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。
とはいえ現在はそのような住宅が存在しない以上、今住宅を購入したいという時には既存の製法に則った新築か既存の住宅ということになります。
もしもこれから住宅を購入したいけどどれがいいのか分からないということであれば、AIによる評価を活用した家探しをしてみてはいかがでしょうか。
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ページ作成日 2021-06-26