雹は夏以外にも注意が必要です!!雹は夏以外にも注意が必要です!!【2021-05-21更新】 | LIXIL不動産ショップ多摩センター店 中央企画

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2021-05-21

雹は夏以外にも注意が必要です!!


多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
雹というと、どんな時期に降るものだという印象がありますか?
「雹って雷の時に降るイメージ…」「積乱雲が関係しているとか聞いたことあるし、夏?」と色々思いつくものがあるでしょう。
因みに積乱雲は山盛りにしたごはんのような、背の高い雲のことです。
そのような背の高い積乱雲は夏に見かけるイメージがある方が多いと思いますし、夏は雷が多い…
ということで、雹は夏に多いというイメージを持つ方は多くいらっしゃいます。
しかし、雹の被害は夏以外にも注意が必要なのです。


 

雹は5~6月にも多いので注意!


春は、晴れると気温も上がり、最高気温が25度を超えることもあります。
地面付近が暖められた時に、上空に寒気が流れ込むと、対流性活動が活発となり、積乱雲が発生します。
発達した積乱雲から降る氷の粒が「雹(ひょう)」です。
先ほど話した通り積乱雲というと夏のイメージが強くあるかと思うので、このままでは積乱雲の多い夏に多いと感じてしまうかもしれません。
しかし実は、夏は雹が落下する間に途中で溶けて、大粒の雨となって降ることが多いのです。
夏場に雨が降ったとき、「この雨は雹の成れの果てなのかな…」と雹に思いを巡らせてみてはどうでしょうか。
そのため雹は夏というよりも春や秋に降ることが多く、特に、5月から6月にかけて雹による被害に注意が必要です。


 

雹(ひょう)と霰(あられ)って何が違うと思いますか?


ところで、雹と霰の違いをご存知でしょうか?
雹も霰も説明してしまえばともに発達した積乱雲から降る氷の粒なので、おはぎとぼたもちのように同じものだったりするのかと考えている方も少なくないのではないでしょうか。
しかし雹と霰は名前だけが違うということはなく、明確に区別されています。
ではどのような違いがあるのかというと、大きさです。
雹は直径が5mm以上、霰はそれより小さい直径が5mm未満のものを指します。
その為ニュースで大きい氷の塊による被害が報じられているときは、霰ではなく雹ということになります。
その為おはぎとぼたもちというよりも、そうめんとひやむぎの方が表現としては近いということでしょう。
因みに熊谷地方気象台によると、1917年6月29日に現在の熊谷市で最大で直径29.5cm、重さ約3.4kgにもなる、カボチャと同じような大きさの雹が降ったという記録が残されており、これが世界最大の大きさの雹という説もあります。
かぼちゃがはるか上空から降ってくる状況を想像しただけで怖いですね。


 

大きい雹はとても危険!


世界最大級の雹がかぼちゃ並みの大きさという話をしましたが、そのレベルの大きさほどはなくとも、ピンポン玉並みの大きさになることはあります。
2000年5月24日に関東北部で降った雹の大きさは、ピンポン玉や直径5~6cmのミカンの大きさのものがあり、学校の窓ガラスが破損したり、多数お負傷者が出るなど、大きな被害が発生しました。
一般的な小豆くらいの大きさの雹でも怖いですし被害もありますが、そのレベルの大きさの雹だとその被害も大きいのです。
この雹ですが、大きいものだと重いだけではなく速くもなります。
直径5mmでは速度36km、直径5cmでは速度115kmになってしまいます。
衝突のダメージは「質量×速度」ですから、大きい雹が降るとビニールハウスやカーポートなどが破損するほどの威力となり、大変危険です。
もし外出中に雹が降ってきたらカバンなどでしっかりと頭を守り、頑丈な建物に逃げ込むか物陰などに避難するようにしましょう。
雹が降るときは突風も吹いていることが多いので、上からだけでなく横からも雹が当たる危険性もあります。
自動車の中であってもガラスを突き破ってくることもあるので、屋内の駐車場など安全な場所に避難するようにしましょう。
同様の理由で屋内であってもガラスを突き破ってくることがあるので、雨戸やシャッターを閉めたり窓から離れるようにしましょう。
自動車を屋内に入れられない場合厚手の毛布や布団、ベニヤ板などで車体を保護することで雹の衝撃を和らげ完全ではないですが被害を抑えることが出来ます。


 

雹の可能性を知るためには


発達した積乱雲は雹だけでなく急な強い雨・落雷・竜巻なども引き起こします。
その為雷注意報や天気予報で「大気の状態が不安定」「竜巻などの激しい突風」といった言葉が出てきたときは、雹の危険性もあるので注意が必要ですよ。
天気予報で特に言ってなかったとしても、「空が急に暗くなったり黒い雲が近づいてきた」「冷たい風が吹いてきた」「雷が鳴っている」といったことを感じたら、警戒するようにしましょう。
天気予報だけでは当たらないこともあるので、空の変化にも十分注意し早め早めの備えを心がけるようにしましょう。 

また雹などでご自宅に被害があった場合には、速やかに火災保険会社へ問い合わせを行い修繕がしっかりと出来るようにしましょう。
放置する事で建物の状況が悪くなる事もありますので、早めの対応をお勧めします。



いかがでしょうか。
雹はこの時期が多く、大きな雹となると直撃すれば大けがでは済まないかもしれないほどの威力があります。
積乱雲と雹との関係を知っているとあまりそう感じないかもしれませんが、今の時期の雹に対しても警戒するようにしましょう。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

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ページ作成日 2021-05-21