宅建業法の改正によって、既存住宅状況調査(インスペクション)が制度化されました。
建物の調査業務ということで様々なインスペクションが乱立するのではないかと危惧されていましたが、既存住宅状況調査の登場により不動産購入時のインスペクションが落ち着いた形となりました。
しかしながら、制度開始から数年経過しても既存住宅状況調査は一般化されておらず、むしろ宅建業者から倦厭(けんえん)される存在となりつつあります。
何故そのような事態になったのか、実際のところインスペクションは必要なのかについてお話します。